Occlusal diagnosis

現在多くの保険治療が「何故そうなってしまったのか」を考える根本治療ではなく、痛いところだけを治す対症療法になってしまっています。
1つの結果が起きるためには、複数の原因が関係していることが多いです。
一見、虫歯や歯周病で歯がダメになってしまったように見えても実は骨格的な問題や生活習慣、歯並びや噛み合わせなど複数の原因が複雑に絡んでトラブルを起こしていることも少なくありません。

当院では、総合的に患者さんの状態を検査することで
  • ・何故このような状態になってしまったのか?
  • ・今の状態を回復するためにはどのような治療が必要か?
  • ・治療した場合と、そうでない場合で将来どうなっていくのか?
などをしっかり丁寧に診断していきます。

咬合診断を受けた場合、患者さんにとってより予後の良い治療をご提案できると思います。

咬合診断の流れ

診断費用 ¥168,300(税込)
  • スモール診査(約2時間)

    ①問診
    ②オクルーザルグラム
     (噛み合わせのパターンを記録します)
    ③RPバイト(顎の位置を記録します)
    ④口腔内写真
    ⑤顔貌写真(左右の対称性などをチェックします)
    ⑥全身写真(体の歪みなどをチェックします)
    ⑦ブラックスチェッカー
    (夜間の歯ぎしりをチェックします)
    ⑧筋触診(筋肉の状態を触診します)
  • ビッグ診査(約2時間)

    ①顎運動検査(顎の運動を検査します)
    ②レントゲン写真撮影
     (セファロ(矯正用のレントゲン・顎関節のレントゲン))
    ③フェイスボウ(頭の位置と顎の位置を記録します)
    診査で得た数値をもとに
    ・模型診査
    (患者さんの模型を噛み合わせの機械で分析します)
    ・レントゲン分析(矯正用の骨格分析を行います)
    ・写真分析(口腔内の状態を精密に分析していきます)
    ※別途状況によりMRI撮影の紹介状もお作ります
  • 診断結果説明(約2時間)

    患者さんの集めた資料を分析し、診査診断した結果を治療計画と一緒にご説明します。
    この時に、お見積もりやご希望などの相談もお受けします。

当院が採用する「フェイスボウトランスファーシステム」

当院では、「フェイスボウトランスファーシステム」を採用しています。頭蓋あるいは顎関節に対する上顎歯列の3次元的位置関係を咬合器(噛み合わせの機械)上で再現します。咬合器に正しく付着された上下顎模型は診断と治療、精度の高い被せもの(補綴装置)を作るために必要不可欠です。
「フェイスボウ」自体は非常に基本的なシステムですが作業を簡略化するため多くの歯科医院で行われず使用率が10%程度と非常に低いのが現状です。
当院では、患者さんによりよい治療をお届けするために小さな詰め物1つでも手を抜くことなくこのシステムを採用し精度の高い被せものをお作ります。